◆天神さまの細道◆

天神さまは私にとって勉強の神様であり、習字の神様、そして健康な成長を願う身近な信仰の対象でありました。かつては奥美濃地方でも天神さまの土人形が各家庭で飾られてきましたが、いつしかその風習も薄れ、土人形も廃絶されつつあります。昔を偲び、懐かしくも美しい天神さまを見ていただければ私のコレクションの人形たちも喜んでくれることと思います……館長……

 

土鈴館の天神人形の紹介です

日本全国津々浦々の天神人形のコレクション650点以上集めました ご存じ菅原道真をお祀りする天神さん(天満宮)は全国に12000社余りあるといわれています。そのほとんどは学問の神様として祀られていますが、元々は道真にまつわる怨霊封じに始まり、天の神様つまり【天神】となり農耕神としての信仰を深めていました。今のように学問の神様として崇められるようになったのは江戸時代に入ってからと言われています。 他にも天神さまに因んだ「鷽」のコレクションも150点以上ご覧いただけます。

 

天神人形のヴァリエーションは座天神・ 立天神・牛乗り天神などあり、 小道具も綱敷・梅持ち・松負など多彩です

 

堂内天神は天神さんそのものより社(やしろ)が主役となっています

 

一口に天神さん人形と言っても、土人形、土鈴、張り子、木製人形、和紙・・・といろいろです。それぞれに謂れがあり、今も伝承されている物残念ながら衰退してしまって希少価値の物など様々な天神人形を一度にご覧いただくならぜひ日本土鈴館の【天神さまコーナー】へお越しください。