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名古屋で生まれ育った私が、岐阜県の奥美濃白
鳥に移り住んだのは、小学校五年生の夏でした。
当時遊んだおもちゃといえば、木や竹、紙、ワラな
どでできた素朴なものばかり。けっして高級でなく、
細工も単純でした。それでも私にとってはどれもが
宝物で、日の暮れるまで遊んだ日々が懐かしく思
い出されます。
あの頃のおもちゃ…そこには作った人の手の温
もりがありました。
大人になって、子供さん相手に玩具店を始めた
のも、また郷土玩具や土鈴の収集に熱中するよう
になったのも、そんな少年時代の楽しかった思い
出が心の底にあったからだと思います。
これからも・おもちゃの心″を忘れることなく皆
さんにやすらぎの場として楽しんでいただけるよう、
よりいっそう内容の充実に努めていきたいと考えて
います。 |